●生活のネタ編<電車編>#1 電車は来ない
- あさひ
- 2月11日
- 読了時間: 4分
●生活のネタ編<電車編>#1 電車は来ない
2026.2執筆
結論:ドイツでは電車のキャンセルがごくごく当たり前。
電車は予定通り来ないものだと思って行動しよう。
日本の公共交通の定時性は世界最高水準!!
海外の鉄道では5〜15分程度から遅延扱いの国が多いようなのですが
日本の鉄道では1分以上の遅れは遅延扱いだそう。
日本はそもそも遅延の基準が厳しいのに
定時運行率は90%超えで、圧倒的世界1位なのだとか。
更にその中でも新幹線の定時性はすごく、
年間で平均しても数十秒〜1分程度の遅れしかないそうです。
確かに、普段電車を利用してもほとんど遅れることはなく、
仮に遅れるとしても数分〜10分程度のことがほとんど。
数分遅れただけでも丁寧な謝罪アナウンスが流れます。
さて、ドイツの鉄道は6分以上を遅延扱いになるのだそうですが、
中でもドイツ最大の鉄道会社
ドイツ鉄道(Deutsche Bahn、DBと略されることも多い)の
定時運行率は50〜60%前後とのこと。
つまりは10本に4〜5本は遅れて来るということですが、
実際にドイツで暮らしてみると体感では10本中9本が遅れてきます。
また、遅延するだけならまだしも、
そもそも電車が「キャンセル」になって来ないこともかなり多く、
私の体感では10本中3本はキャンセルになります。
ドイツの駅には電車の発着を知らせる電光掲示板があります。
遅延やキャンセルがあると白く反転するので、
自分がこれから乗りたい電車の欄が白くなっていないか確認する必要があります。

↑南ドイツを旅行した際に直面した電光掲示板。おそらくDonauwörth(ドナウヴェルト)駅だった気がします。
あれ?なんだか白いところが多いような……

↑写真をズームしました。表示されている8本のうち6本が「Zug fällt aus」=キャンセルになっています。

↑こちらはDüsseldorf Hbf(デュッセルドルフ中央駅)の電光掲示板。こちらもなんだか白い部分が多い気がします。

↑ズームしました。掲示板左半分に表示された12本中、8本が「Verspätung」=遅延、1本が「Keine Weiterfahrt」=運行終了と表示されています。
ここでちょっとドイツ語の話を……
ドイツ語で電車がキャンセルになるという動詞は「ausfallen」と言います。
ドイツ語の動詞は「○○en」という風に語尾が「en」で終わるのですが、
主語が何かによってこの「en」を変化させなければなりません。
たとえば主語が私なら「e」になり、君なら「st」になります。
そして彼・彼女や電車のような3人称単数の場合は「t」になります。
それに加えてこのausfallenという動詞は特殊で、
「君」「3人称単数」が主語の場合のみfallenの「a」の部分が「ä」に変化します。
君→ausfällst、3人称単数→ausfällt
また、ausfallenという言葉を調べると
「aus|fallen」のようにausとfallenの間に線が入っていることがあるのですが、
これはこの動詞が分離動詞であることを示しています。
というわけで実際の文章では「aus」「fallen」に分離し、
「fallen」部分は先述したとおり主語によって語尾が変化して、
「aus」は文の後ろに置きます。
よって、「この電車はキャンセルです」は「Zug fällt aus」と書かれるわけです。
また、遅延はドイツ語で「Verspätung」です。
約10分の遅れは「Verspätung ca. 10 Min.」と表示されます。
「ca.」は「circa(約)」の略、
「10 Min.」は「10 Minuten(10分)」の略です。
それから15:46発のS28(普通列車)の欄に「Keine Weiterfahrt」と表示されていますね。
Weiterは「さらに先へ」「引き続いての」、
Fahrtは「走行」「進行」という意味があり、
keinは名詞を否定するときに使う「~がない(否定)」という意味です。
(ドイツ語は名詞に男性・女性・中性の区別があり、keinは名詞の性が何かによって形が変わります。
男性・中性名詞の場合はkein、女性名詞の場合はkeineになります。
今回の場合、Weiterfahrtは女性名詞なので「Keine Weiterfahrt」になっています)
つまり「Keine Weiterfahrt」は「この先への運行がない」
「この電車はこれ以上先に進まない」「運行終了」という意味。
これはDüsseldorf Hbf(デュッセルドルフ中央駅)で撮影した電光掲示板ですが、
S28は本来であればD-Friedrichstadt駅やD-Bilk駅などを経由(Über)して
Neuss Hbf(ノイス中央駅)という目的地(Ziel)に向かうはずでしたが、
何らかの事情がありDüsseldorf中央駅で運行はおしまいという意味合いになります。
S28に乗ってNeuss中央駅方面に行きたかった人にとっては残念なお知らせですね(*_*;
また、「○番線」「○番ホーム」は「Gleis」と言い、
たとえば「3番線」なら「Gleis 3」と言います。
電光掲示板のGleisの欄が白くなっていたらホームが変更になった
ということなので注意が必要です。
キャンセル・運行終了・遅延・ホーム変更、
いずれにしてもぬるっと掲示板に表示される場合がほとんどで、
駅員さんのアナウンスがあったとしても早口で聞き取りづらいです。
何らかの変更があった場合はDBのアプリにも表示されますので、
こまめに掲示板とDBアプリを確認しましょう!
外出の際には電車は遅れる!最悪来ない!という大前提の下、
心も時間も余裕をもってスケジュールを考えましょう(=゚ω゚)ノ


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