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●生活のネタ編<環境全般編>#9 人々がピュア

4月15日
読了時間: 6分

●生活のネタ編<環境全般編>#9 人々がピュア

2026.4執筆



結論:ドイツ人はとてもピュア、感情に忠実

助けたい時は助け、無い時は無いと言い、イベントに全力参加し、

道を聞きたい時は聞き、食べたい時は食べ、踊りたい時は踊る


ドイツ人って、まじめで堅実なイメージがなんとなくある気がします。


実際ドイツで暮らしてみて思ったのは、

ドイツ人は一見無骨な感じに見える人多いですが、

それは悪気があるわけではなく話しかければ普通に対応するのだから

それ以外で無駄にニコニコする理由がないという合理的な雰囲気があるということです。


というのも、ドイツって、

やることやれば(言うべきこと言えば)、

そのやり方(言い方)についてのクオリティは

度外視されているカルチャーが根底にある気がします。


たとえば……レストランで品切れの時。


日本なら店員さんが

「申し訳ありません。こちらは品切れで……」のように

丁寧にお詫び&説明&別のメニューを提案してくれる気がします。


一方、ドイツだと

「Leider nicht!(残念だけどない!)」の一言です。笑


でもそれに対して無礼だとか謝れみたいな風潮が1ミリもなく、

無いから無いってスパッと言って当然みたいな、

言われた側も「そうなんだ!ありがとう!バイバイ!」

みたいな、双方全く後腐れない感じなのです。


私はこのドイツの気質が大好き!!!


日本の奥ゆかしいハイクオリティ接客もすばらしいとは思いますが、

無いものは無い!

知らないことは知らない!

できないことはできない!

とズバッと言い切るドイツ人の潔さも大好きなのです。


イタリアやスペインを旅行した友だちが、

人々が陽気!ドイツとは大違い!って言ってたことありました。


私はドイツ人も十分陽気だと思ってますが、

必要以上にニコニコはしていないですし

話しかけても知らんことは知らん!とあっさりさっぱりしているので

他国に比べるとちょっと味気ないというか

まあ確かにムスッとして見えるかもしれませんね……


話しかけたのに無視するとかはさすがに論外ですが、

客と対等な接客や要点をズバリ言うことは決して悪くないことだと思います。


↑ドイツでは店員と客は同等、もしくはやや店員が主導権を握っている印象です。

レストランで注文時に大きな声を出したり派手に挙手して店員さんを呼ぶのは絶対NG!とても失礼になってしまいます。

店員さんが自然に来てくれるのを待つか、静かにアイコンタクトするしかありません。

写真はミュンヘンのHofbräuhaus(ホフブロイハウス)で、

1589年創業の王室由来の醸造所が運営するドイツはもちろん世界的にも有名な世界最古・最大級のビアホールです。

とても広く混雑しているため店員さんが来るまで時間がかかるのですが、アイコンタクトしながら我慢強く待ちました。


また、私はドイツ滞在時に

街中で時間や道を尋ねられたことがあります。


その時、なんでわざわざどう見ても外国人の私に聞くの?!?!と思いました。


私がもし道を尋ねるとしたら

この辺に詳しそうな人、地元の人っぽい人を見定めて声をかけると思います。


しかしドイツ人は、いま道が知りたいというだけなので、

その時その辺にいる人に聞くのです。

聞きたいタイミングだからそこにいた人に聞くだけなので、

その辺の人が地元の人っぽいかどうか、外国人かどうかは一切考慮されません。




今これをやりたい!という感情に忠実なのは

ドイツのイベントごとにも通じていると思います。


たとえば日本のハロウィンの仮装なんかは

若い世代を中心にそういったノリが好きな人たちが一部やる程度でしょう。

日本人は人目や世間体、年齢を結構気にしていると思います。


ドイツでは2月のカーニバルの時期に特に実感しますが、

年齢とか全く関係なくみんなが楽しんで仮装をします。

おじいちゃんおばあちゃんもこぞって仮装するのです。


オクトーバーフェストも

年齢に関係なく民族衣装を身に付けて会場中で盛り上がっています。

ディアンドルと呼ばれるワンピースやレーダーホーゼンと呼ばれる革の半ズボン)





そして、ドイツ人は助けたければ躊躇せず助けます。


昨今の日本では様々な配慮が過剰になりすぎていると私は思っています。

そのためもし困っている人がいても

声をかけても助けられなかったらどうしよう……

異性だから助けるのはやめたほうがいいかも……

余計なお世話だったらどうしよう……

などなど考えすぎてしまい結局誰も手を差し伸べない状況がある気がします。


以前、名古屋駅のホームで吐いてうずくまっている女性を助けたことがあります。

三代都市圏の大きな駅、ホームには何百人という人が行き交っていたのに

声をかけたのは私だけで、とても悲しいことだと思いました。

女性だったので男性は声をかけづらかったのかな?

吐いていたので感染症が心配だったのかな?

声をかけても助けられるかどうか不安だったのかな?

と原因はいくつか思い浮かびました。


ドイツではベビーカーを持っている方が電車やバスに乗る際、

必ず周りの人がベビーカーを持ち上げて助けます。


電車に乗り遅れそうな人がいたら扉を開いて待ってあげたりします。


電車の遅延時や、途中駅に強制的に降ろされたりした際も、

愚痴を言い合いながら情報交換して助け合います。

(すごくしゃべっているので友だち同士かな?と思ったら

ただ乗り合わせた人たちだったことがよくありました)


重そうな荷物を持っている人がいたら

エレベーターはあそこだよ、と教えてあげます。


重そうな荷物を荷物台に置こうとしていたら

手を差し伸べて手伝ってあげます。


困っている人がいたら

「Kann ich Ihnen helfen?(助けましょうか?)」と声をかけます。

(初めての街でスマホの地図を眺めていたらこのように声をかけられたことがあります)


どの場面でも、相手がどんな人であるかや、周りの目は考慮されません。

やりたければやるのです。


つまりドイツの人々は

事実に忠実=やりたいことに忠実=言いたいことに忠実な気がします。

そこに周りの目線とか、世間体とか、恥ずかしい気持ちとか、一切ないんです。

実際こうだからやるだけ、自分がやりたいからやるだけ、というピュアさを感じました。


なので普段の生活やイベントごとも

みなさんそれぞれ自分のやりたいことをやっている感じがして、

食べたい!と思ったら電車内でピザも食べますし、

踊りたい!と思ったらスピーカーで音楽を流して踊り、

声をかけたい人には声かけるし、助けたい人がいたら助けるのです。


ドイツらしいと思うと同時に、人として自然な姿だとも思います。


日本が過剰なサービス、過剰な配慮、過剰な気にしいのせいで

失っている大切なものがドイツにはあると思います。

 
 
 

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